肝硬変の三大死因
日本での肝硬変の90パーセントがB型やC型肝炎ウイルスによるものであり、アルコール性肝硬変は10パーセント弱にしかすぎません。
肝硬変の合併症には食道静脈瘤のほかに、消化性潰瘍や腹水、肝性脳症などがあります。
肝臓には、代謝や解毒、排泄や線溶などの機能があり、肝機能が低下すると現れる症状も多岐にわたり、アンモニアは腸でたんぱく質が分解される時に発生します。
肝硬変の機能的な分類として、代償性肝硬変と非代償性肝硬変に分けられ、代償性肝硬変では自覚症状はほとんどなく、非代償性肝硬変の段階で、さまざまな自覚症状が発現してきます。
肝硬変の三大死因は肝不全や消化管出血、肝細胞癌ですが、最近食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法の進歩により、消化管出血による死亡は少なくなり、変わって肝細胞癌の合併が予後を規定する最大の因子となっています。
現時点では、肝硬変は日本の死因の8位となっており、年間2万人程度の肝硬変によって死亡が確認され、肝癌による死亡と合わせると4万人の死亡が報告されています。
原発性肝癌の95パーセントが肝細胞癌で、肝細胞癌患者の95パーセント以上が持続肝炎ウイルスに基づく肝硬変や、慢性肝炎を基礎疾患に持っていると言われています。
肝硬変患者ではビタミンK依存性凝固因子の生産低下を生じる事がありますが、基本的に肝疾患における凝固異常は、ビタミンKの不足というより肝合成能の低下によるものです。
しかし、長期の抗生物質の投与により、腸内細菌のビタミンK産生が抑制させることがあるので、抗生物質を長期投与している例などでは、ビタミンKを10mg程度、静脈投与することが望ましいです。
看護roo!は都内の人気エリアも網羅しています。看護師の求人・転職なら【看護roo!(カンゴルー)】